ホンダ健康保険組合

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柔道整復師(整骨院・接骨院等)で施術を受けるとき

ねんざや打撲の際、接骨院(整骨院)を利用する場合もあるでしょう。しかし、接骨院等は保険医療機関ではなく、施術を行う柔道整復師も医師ではないため、健康保険でかかれるのはごく限られた範囲に限られます。

健康保険適用外の治療を受けた場合は、健康保険組合が負担した金額(施術費の7割または8割)を、被保険者または柔道整復師に返還していただくことになりますのでご注意ください。
施術を受けてもなかなか症状の改善が見られない場合は、医療機関にご相談ください。

適正な療養費を申請するための3つポイント
出典:健康保険組合連合会 療養費リーフレット
詳しくはこちらをご覧ください

健康保険でかかれる範囲

健康保険の適用となるのは、外傷性が明らかな以下の症例に限られます。

  • ※内科的原因による疾患は含まれません。
  • ※いずれの負傷も慢性的な状態に至っていないものに限られます。

●骨折・脱臼

  • ※応急手当の場合を除き医師の同意が必要です。

●打撲・ねんざ・挫傷(肉離れ等)

こういう場合は健康保険でかかれません

以下のような場合は健康保険扱いにならないため、施術費用は全額自己負担となります。

  • Case 1

    日常生活での疲れによる肩こりのため、近所の接骨院で施術を受けた。
    単なる肩こり、筋肉疲労などに対する施術に健康保険は使えません。
  • Case 2

    数年前に傷めたひざが再び痛み出したので、接骨院で施術を受けた。
    過去のけがや交通事故の後遺症などは健康保険の対象になりません。
  • Case 3

    けがをして医療機関で治療中だが、早く治したいので接骨院にも通院している。
    医療機関と重複受診している場合は、接骨院等で健康保険は使えません。
  • Case 4

    長い間にわたる関節痛で、痛み出すたびに接骨院に通院している。
    症状の改善がみられない、長期にわたる漫然とした施術に健康保険は使えません。
  • Case 5

    神経痛やリウマチになどからくる痛みのため、接骨院に通院している。
    医療機関で治療すべき病気・けがに起因する痛みなどへの施術に健康保険は使えません。
  • Case 6

    仕事から帰宅途中で骨折し、近くの接骨院に運ばれた。
    通勤時や業務上のけがなどは労災保険扱いとなるため、健康保険は使えません。詳しくはこちらのページをご覧ください。

施術内容は必ずチェックを

接骨院等での施術費用は、原則としていったん患者が全額を負担し、事後に健保組合に申請して7割分の還付を受ける「療養費」の取り扱いとなります。しかし、利便性が考慮された結果、都道府県との協定を結んでいる接骨院等では、療養費の支給申請を柔道整復師に委任することができるようになり、保険医療機関と同様、原則3割の自己負担のみで施術を受けられる仕組みになっています。

しかし、委任するとはいえ、「療養費支給申請書」には自署・捺印を必ずしなくてはなりません。これらを求められた際は、負傷原因や負傷部位など記載事項に間違いがないか必ずご確認ください(白紙委任には応じないでください)。

領収書を必ずもらおう

接骨院等は、領収書の無料発行が義務づけられています。医療機関にかかった際と同様に、領収書は必ずもらっておきましょう。

事後の施術内容の確認にも使えますので、施術内容の内容ごとに金額が細かく書かれた明細書ももらっておくとより望ましいですが、明細書の発行は有料の場合もあります。

施術内容の確認にご協力ください

健康保険適用の施術を受けられた方に、後日、施術内容や施術経過、負傷原因の照会をさせていただく場合があります。照会業務へのご理解とご協力をお願いいたします。

当組合では、皆様の大切な保険料を有効に使うため、柔整師からの請求について厳正な点検ののち支払いを行っております。

【主な取り組み】

  • ●専門業者による申請書の点検・診査
  • ●施術内容確認のため、施術を受けた方への照会の発送・回収
    • ※文書による問い合わせを受けた場合は、必ず施術を受けた方ご自身で記入し回答してください。
  • ●同一部位を同時期に医療機関と重複して受診していないかのチェック
  • ●通知の発送
など
当組合では「ガリバーインターナショナル株式会社」に上記業務を業務委託契約しております。

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